バブルで損しても、バブルを経験したことが資産になる

20171223@五味大輔

ITバブルもライブドアショックも、最初の暴落で資産半減する人は大勢いたと思うけど、バブルに乗って資産数十倍の後の半分だから、まだまだみんな余裕があった。

高値からこのくらい下がったからまた上がるだろうとか、いままでの下げは全て買い場だったからまた上がるだろうかと、安易に買った人たちが、ひたすら下がり続けて高値から10分の1とか100分の1とかで大きな損をしたのが本当の地獄。

バブルの外で見ていた人間として、半年前よりもまだ数倍なのだから利確して逃げちゃえよって思う。たとえリバウンドがあっても、すべて逃げ場におもうけど。光通信の暴落の途中、安易なリバウンド狙い買いで大損した経験者より。

本当の暴落では何買ってもダメ。いままでAが下がるとBは上がっていたのでBは買い場とか、Aと違ってCはちゃんとしているからこれ以上は下がらないとか、バブルはじける時に株で言っていた人たちはみんなカモだった。通貨と株は違うのかもしれないので的外れかもしれんが。

ライブドアショックの時も、はじける直前の1~2ヶ月くらいで株価が数倍になる銘柄が続出したから、デジャブなんだけど、私は株の経験しかないから、責任は取れないし的外れならごめん。ただ、当時マザーズ銘柄の損をマザーズ銘柄で取り戻そうとした人たちはほとんどダメだったよ。

なんでIT関連買わないの?新興市場銘柄買わないの?爆益なのに!って、自分もバブルの中で踊れて、理由をあれこれつけてバブルに乗らない玄人を下手くそって思ったけど、今回は逆の立場にいるのを痛感していて、良い意味での若さや勇敢さを失った。バブルで損しても、バブルを経験したことが資産になる。