「週刊新潮」2008 年 11 月 13 日号

  • (「ビルを購入したのは、ここのところの株暴落でそろそろ株から足を洗おうとでも考えたのか?」と聞かれて)いえ、そうじゃありません。
    現に、10 月も 1 カ月のトータルでは 18 億 2500 万円の利益を出しましたから。
    資産も 200 億円を超えていますよ。
  • そもそも、僕は現金を信用していないというか、株で儲けてもその金の何割かはいずれ他の資産に代えるつもりでいたんです。
    それで、不動産屋に何かいい物件はないかと依頼していたら、たまたま今回の話が飛び込んできた。
    あんな大きな駅前のビルはほとんど不動産会社やファンドの間で売買され、個人が買えるチャンスはめったにないんです。
  • (「これからは株のほかに不動産取引にも手を広げる?」と聞かれて)いえいえ、次々にビルを買っても管理できませんから。
    それにビルを買ったもう 1 つの理由は、運用資産が 200 億円ぐらいになると、売買注文にかなりの時間がかかってしまうんです。
    実際、発注に手間取っている隙に損失を出してしまうことが何度かあった。
    それで、株の運用額を減らさなくてはならないと考えていたんです。
    大体 100 億~150 億円ぐらいが僕にとっては運用しやすい額の上限なんですね。